
会社概要
伝統から生まれる創造へ
大正七年から京漬物の製造・販売を行ってきました。創業当初から京つけものの無添加製法にこだわり、令和2年には4代目にその技術が継承されると同時に、種まきから一貫してつけものを製造するという新な取組をスタートさせました。絶えず進化するKYOZUKEの京つけものを是非ご堪能ください。
株式会社KYOZUKE
〒621-0008
京都府亀岡市馬路町堂ノ西1番地3
電話:0771-56-8003
FAX:0771-25-7601
メール: contact@kyozuke.com
ホームページ:www.kyozuke.com
代表取締役:江南 陽平
京都府漬物営業許可:
有機加工食品JAS認証:
KYOZUKEの歴史と成り立ち
100年の伝統を経て
はじまり
大正7年、京つけもの製造のはじまりは酒の量り売りを営む初代京漬久治郎の閃きがきっかけでした。売り終わった空の酒樽の処理に困っていた久次郎は何かこれを有効活用できない かと考えました。そこで閃いたのがぬか漬けです。余った酒樽にぬかを入れて、ぬか漬けの販売を始めたのです。すると不思議と大評判に!他の漬物屋に負けない、おいしい漬物がつくることができました。このおいしさの秘密は当時は解明されず。どうやら酒が関係しているようでしたが、2代目がそれを明らかにします。


お酒からお漬物へ
昭和24年、初代京漬の京つけものが評判となり、京都府公認全国漬物荷受機関 株式会社京漬を京都市中央卸売市場にて創業し、同時に2代目に事業を引き継ぎ、本格的な京つけものづくりをスタートさせました。2代目の課題は初代久治郎がやり残した、おいしさの秘密を解明することでした。なぜ酒樽でつくるつけものはおいしいのか?そこで、2代目は酒特有の雑味に注目しました。この雑味、酒を造るにあたっては苦味の原因となりすっきりとした味わいを損ねる曲者ですが、実は米由来の旨味成分をたっぷり含んだアミノ酸の宝庫だったのです。酒の雑味を漬物の旨味に変化させることで、おいしい京つけものがつくられていたことに2代目は気づいたいのです。それ以来、京漬のつけものづくりには初代から受け継いだ酒の秘密を利用し、その技術を醸成していきました。
素材へのこだわり
昭和45年、3代目京漬が就任。しば漬、柚子大根等の刻み漬物の製造に専従し、独自の無添加製法の京つけものの製造を確立。化学調味料を使わずとも旨味たっぷりのつけものを作れたのは初代・2代目から継承した酒の雑味を利用した漬物製造技術のおかげでした。3代目はそこからさらに京漬物を進化させるべく、野菜と乳酸菌の関係に着目しました。野菜に生息する乳酸菌には種類も数も様々であり、地域や標高によっても生息する乳酸菌が変わってくるのです。そこで、京漬物の製造で欠かせない乳酸菌を徹底的に研究し、その結果、製造工場を移転して京都亀岡で新たに京漬をスタートさせました。亀岡工場は標高100mに位置し、京つけものづくりに適した乳酸菌が豊富に生息していたのです。さらに、亀岡は京野菜の産地でもあり、京漬物を作りにこれまで最適な環境はないと3代目は考えたのです。


ピンチをチャンスに
平成31年、京漬に危機が訪れました。後継者不足です。100年続いた京漬が幕を閉じようとしていました。そこへ現れたのが亀岡野菜の若手生産者です。毎日、素晴らしい鮮度の京野菜を京漬に収めてくれていたのですが、彼も悩みを抱えていました。自分の野菜を加工して販売しようと計画していましたが研究開発が未経験がゆえに難航していたのです。そこで、3代目は考えました。自分が漬物技術を教えて後継者として迎え入れてはどうかと。そうすれば京漬の後継者不足も生産者の6次化計画も解決すると考えたのです。さらに漬物作りのプロと野菜作りのプロが一緒になれば、種まきから一貫して京漬物がつくることができる、3代目が思い描いていた理想的な京漬物が完成します。思いがけない出会いに両社は運命を感じ、タッグを組んで事業承継により新たに株式会社KYOZUKE(旧:京漬)を立ち上げたのです。
伝統から創造へ
令和2年、4代目京漬が就任。野菜の生産者出身の4代目は早速、自社農園で採れた野菜を使い「種まきから始まる京つけもの」シリーズをリリースしました。種まきから漬物づくりをスタートさせることで、全ての工程で一貫して品質をコントロールできる今までにない京漬物の製造を確立させ、さらに初代から脈々と受け継がれてきた、酒の雑味を旨味に利用する技術も合わせて、無添加なのに旨味・食味バツグンの京漬物「久治郎のお漬物」シリーズを完成さました。KYOZUKEは伝統を守りつつ新たな商品の創造にもチャレンジしています。現在は4代目は3代目の指導のもと日々新たな京漬物づくりに邁進中でございます。


沿革
経歴の詳細
1918年
酒類販売業 久治郎 創業
1920年
漬物製造業を新たに始めるため 京漬 創業
1949年
事業拡大のた め京都府公認全国漬物荷受機関 株式会社京漬 設立
(京都中央卸売市場)
1992年
事業拡大のため工場移転(京都府亀岡市) 合同会社京漬 設立
代表取締役 谷田 敏行 就任
2020年
事業承継を行ったため社名変更 株式会社KYOZUKE 設立
代表取締 役 江南 陽平 就任
2021年
京都府が漬物製造業の許認可制度を6月から始めたため
京都府漬物営業許可 取得
2021年
有機漬物の製造を行うため
有機加工食品JAS認証 取得